Beware of Filaria
昨年以上に
フィラリアには
注意が必要です


01.フィラリアって何?
“犬糸状虫”とも呼ばれるフィラリアは、その名前の通り細長い糸状の姿をしていて、
蚊を介して犬や猫の体内に寄生する寄生虫の一種です。
死に至ることもある、
重篤な病気です!
フィラリアが寄生すると、犬や猫の体内で成長を繰り返し、
最終的に心臓や肺動脈に達し様々な症状を引き起こします。(=フィラリア症)
フィラリア症は、放置すれば死に至ることもある、重篤な病気です。
犬の場合、薬による予防がほぼ100%可能です。
しかし、フィラリアの予防薬とは、犬の体内に入ったフィラリア幼虫を成長の途中で駆除するものなので、
感染そのものを防ぐものではありません。
そのため、病気を予防するには体内でフィラリアが成虫になってしまう前に定期的に、
かつ確実に薬を飲ませる必要があります。
あらゆるシーンで
感染の恐れがあります
フィラリアの幼虫を体内に取り込んだ蚊が健康な犬を吸血することでその犬の体内に侵入し、感染します。
よって、蚊に刺されてしまう可能性が少しでもあれば、フィラリアの感染を防ぐことはできません。
蚊が多く発生する日本では、1年のうちに一度も蚊に刺されないということは不可能に近いので、
フィラリア感染の危険は、いつも身近に潜んでいます。
だからこそ、予防をしっかりすることがとても大事です。
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自宅で
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高層マンションでも
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自宅で
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お散歩中
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公園の池や川 -
水たまりや排水溝 -
自動販売機付近
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お散歩中
蚊は動物の体温や湿度を感知して寄ってきます。
そのため、人についてきた蚊が高層マンションの上層階でも見られることがあります。
また、水回りで繁殖をするので池や川、水たまりやベランダのプランターにも注意が必要です。
温度に反応するので1年中暖かい自動販売機の近くにも蚊が発生しているケースもあります。


プリモなら安心
プリモ動物病院では、「フィラリアの予防」をオススメしております。
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- 血液検査
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フィラリアの予防薬を始める時期に近づいたら、そのシーズンの投与前に、フィラリアの血液検査を行いましょう。
※フィラリア症に感染していないかを調べるための検査です。感染していると治療が優先となりますので、必ず事前に検査が必要です。
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- 予防期間(5月~12月)
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フィラリア症は、毎年蚊が出始める頃から、蚊がいなくなってから1ヶ月後の12月ごろまで、毎月1回投与することで予防ができます。毎月忘れずにあげましょう!
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※キャンペーンおよび予防薬の詳細は各病院へ直接お問い合わせください。
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※キャンペーンおよび予防薬の詳細は各病院へ直接お問い合わせください。
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お問い合わせやご相談は
お近くのプリモ動物病院へ
ご連絡下さい!お近くの病院でスムーズに診療できます。


02.ねこちゃんのフィラリア症
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ねこちゃんの
フィラリア症とは「“犬”糸状虫症」とあるように、
犬の病気と思われていますが、猫にも感染します。
犬と比べると寄生数は少ないですが、
猫は心臓が小さいため少ない寄生でも重篤な症状になる可能性が高いです。
また、猫は病気を隠す習性があるため、
感染していても見た目では分かりづらく、
気付かれずに進行してしまうケースが多いです。
犬と比べて検査などによる診断が難しいため、
発見~診断が非常に難しい病気です。
猫の場合、一番恐ろしいのは症状が出てしまったときには
すでに命の危険が伴う状態にあることが多く、
最悪の場合は突然死といったケースがあることです。 -
☆猫の10頭に1頭がフィラリア幼虫に感染歴があると報告があります。更に、その中の4頭に1頭は室内飼いの猫であったことが分かっています。
※米国犬糸状虫学会(AHS)
「猫の糸状虫感染の診断・治療・予防のガイドライン」より
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効果的な治療法は
現在ありません。
対処法は“予防”のみ!猫では、もしフィラリア症を発見できたとしても、
残念ながら最善の治療法が確立されていません。
フィラリア症は、一度感染してしまうと
大変治療が困難な病気です。
しかし、薬を投与することで簡単に予防ができるので、
おうちのねこちゃんを守るために
予防薬をきちんと投与することがとても重要です。


03.ノミ・マダニの予防
気温が13℃を超えると、ノミ・マダニが活動します。
ノミやマダニが寄生すると、血を吸った場所に激しい痒みが出たり、
以下のような病気になる可能性があります。
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- ノミアレルギー性皮膚炎
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ノミに刺されることでノミの唾液に対して激しいアレルギーを起こすようになってしまう症状です。 ノミアレルギーの犬はノミ1匹に吸血されるだけでも症状を発症し、激しく痒がります。
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- 猫ひっかき病 人にも影響のあるもの
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人が、犬や猫に咬まれたりひっかかれたりすることで感染する病気です。バルトネラ菌という細菌を持ったノミが犬や猫を吸血・感染し、感染した犬や猫から人へ感染します。バルトネラ菌は犬や猫では常在菌なので無症状ですが、人は丘疹・水疱ができたり傷口が化膿します。また、リンパ節の腫れや発熱、頭痛を起こすこともあり、免疫が弱まっている人は重症化することがあるので注意が必要です。
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- 犬バベシア症
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バベシア症とは、犬がバベシア原虫という病原体を持ったマダニに吸血されることで感染します。犬の赤血球に寄生し、免疫反応により溶血性の貧血を起こし、様々な症状を引き起こします。治療が遅れると死に至る場合もある恐ろしい病気です。
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SFTS
(重症熱性血小板減少症候群) 人にも影響のあるもの -
ウィルスを保有するマダニに吸血されることにより人に感染します。発熱、消化器症状(嘔気、嘔吐、下痢、下血)を起こし、腹痛、筋肉痛、神経症状、リンパ節腫脹、出血症状などを伴う場合もあります。致死率は10~30%程度と言われる危険な感染症です。
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SFTS
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ペットだけでなく、
人間にも悪影響があります動物と人間、どちらも大切な家族です。
そのどちらも守るために、正しく予防をしましょう。
1年中気温の高い「室内飼い」であれば、
年間を通じて予防を行うことをオススメしています。
特に、ノミやマダニの増える4月~12月は
しっかりと予防をしましょう! -


04.いつまでも健康でいるために
春の健康診断 3/2~7/31
フィラリアの時期になると、お薬を飲ませ始める前に検査が必要です。
フィラリアの検査をするときに、一緒に健康診断も行いませんか?
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病気の早期発見は
治療の可能性を高めます犬は、人と比べ約4倍のスピードで年を取ると言われています。
「去年検査して問題なかったから大丈夫」とは限りません。
飼い主様とわんちゃんが「長く、楽しく、健康に」毎日を過ごしていただくために、
プリモ動物病院では定期的に健康診断を受けることをオススメしております。
健康・若齢であっても健康診断をしておくことで、
病気になってしまった際に治療の判断材料となる非常に有意義な検査です。
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まとめて検査可能!
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- フィラリア
検査 - 血液検査
- 身体検査
- フィラリア
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狂犬病予防接種 (混合ワクチン)
年に一度、狂犬病予防接種を行うのは、
犬を飼っている飼い主様の義務です。
人と犬の健やかな生活のために必ず予防接種を受けましょう。